2019年02月27日

第5回 省エネルギー診断のその後 運用の工夫に向けて

前回のコラムでは、省エネルギー診断の結果を踏まえた10の改善提案と1年後の取り組み状況を報告しました。

今回は、10の改善案の中にある「運用の工夫」に関して、その後の取り組み状況をみっつデザイン研究所の廣谷がご報告します。

 

1. 連泊エコプランの開始
エコ診断を受ける中で、連泊のお客さまのタオルやシーツ等の取り換えを最小限にする宿泊スタイルも提案できるのでないか、、、というディスカッションから生まれたものです。

始まったエコ泊は、ベーシックなプランに加えて、エコ泊で浮いたお金にちょっと追加すると、地域の食材をつかった美味しい朝食付プランになります。

お客様のニーズと環境負荷削減、そしてちょっと嬉しい体験に繋がる提案になり、大変好評を得ています。

詳しくはこちらへ ⇒ 2泊以上限定【連泊エコプラン】清掃不要だからお得♪

 

2.デマンド監視装置の導入
デマンド監視装置の導入も費用対効果が高い有効な対策の一つでしたが、スタッフみんなで取り組めるような、わかりやすいシステムであることが重要でした。

色々と検討した結果、時計とデマンド装置がいっしょになった「スマートクロック(日本テクノ)」を事務室に設置することになりました。

これは普段は壁掛け時計として使用し、光と音で省エネのタイミングを教えてくれるというものです。

ところが、このスマートクロックはあくまで情報を発信するだけで、その情報を元にみんなで工夫して行動することで初めて省エネな取組が進みます。

そこで、2019年1月上旬にスタッフほぼ全員が参加する研修の時間を設け、日本テクノの千葉さんから、デマンド監視の目的と効果、スマートクロックの使い方を教えてもらいました。

スマートクロック日本テクノ

 

合わせて千葉さんからは、先行して導入しているホテルの取り組み事例もご紹介いただき、それぞれのやり方で、お客様へのサービスの質を落とすことなくムダを省く工夫に取り組んでいることが分かりました。

メイプルイン幕張でできることは何でしょうか??? これから実践が始まります。

今回導入したサービスは、スマートクロックを導入して終わりではなく、担当者が年に2回程度来て、エネルギーの使用実態の報告と取り組み内容へのアドバイスをしてくれます。これから専門家のサポートを得ながら、このホテルで出来ることを見つけながら取り組んでいくことになりました。

 

取り組みの内容については、今後この場所で報告していきたいと思います。

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